No.1 2005年7月19日      カナダ (たいち編)

調理器具一式。
車の中で料理して、カーペットがこげた・・・。

 2003年4月、バンクーバーに着いた。ワーキングホリデーのビザを持ってきた。その時は、一年間カナダで過ごすつもりだった。アルバイトをしながらお金をためて英語も上達してなどなどいろいろ考えていた。しかし、来てみると・・・。まったく一人。英語もろくにしゃべれず、消極的な自分がさらに消極的になっていた。都会の雰囲気にもなじめず、バンクーバーが怖くなっていた。思っていたどおりには全然ならなかった。
ちょうど泊まっていた宿で相部屋だった人たちに相談した。部屋は、2段ベッドが2つで4人部屋。一泊5ドルだった。カナダ人が1人に日本人が2人先に泊まっていた。相談内容は、サーフィンがしたいんだけどと言うもの。しかもカナダで。皆、どうしてアメリカに行かないって言ってくれた。車をどこで買えば安いかなども教えてくれた。それまでは、アメリカに行こうなんて夢にも考えてなかった。でも、話は簡単でアメリカ・カリフォルニアに行くことに決めた!

メキシコまで大活躍の地図!
17ドル!


My house and garden
右後ろには、カナダの国旗のステッカー付き。

日本出発の朝!まだ髪が短いです。
帰ってきた今は、顔が全然違うって言われる・・・。

一年半のこの旅で買った車は三台。これが一番最初の車です。
何ヶ月もったかはまた今度のお楽しみ・・・。

 次の日、車を買いに出かけた。同じ部屋のカナダ人に教えてもらった車のオークションに行ってみた。残念ながら、その日は休み。しかし、会場の周りには、車屋さんが数軒あったので、その中の一軒で車を買った。88年式フォードのエアロスターという車だ。日本で言うミニバン。なかなか気に入った。1,300カナダドルだった。なんとか予算内には、おさまった。外見と値段だけで決めてしまった。そもそも車のことなんて全然知らなかった。
翌日早速新しい車に引越し。初めての一人暮らしのスタートだった。日本でも親と住んでたし。何とかバンクーバーまで車を運転して帰った。何回か反対車線に飛び出した。ほんとにわからん。一番左折のときが怖かった。日本人ならみんな反対車線に行ってしまうでしょ。それから、新生活のための家財道具をいっぱい買った。ガスコンロにフライパン、鍋、包丁、まな板、スピ-
カー、軍手、地図、お茶碗、醤油、ラーメン、カレー粉、味噌汁のもと、お茶、などなど。
ついにアメリカへ出発の日、朝からすごい雨の中を走行中、車のワイパーが暴走しだした。終いには動かなくなった。車を買ってから3日目にして、壊れた・・・。この旅の間、車の故障にはさんざん困らされた。ワイパー無しでは、雨の中は走れない。カーディーラーを電話で呼んだ。どういうことだぁぁぁ。と言いたかったが、向こうも強気。修理工場は、紹介してくれた。しかし、ワイパーを治すのに150カナダドルとられた。日本的な考えはまったく通らず、半分以上自分で払わされた。今思い出しても本当・・・に大変だった。先行きが不安になっていた。バンクーバーに着てからちょうど10日後、カナダをあとにした。

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